CASAに到着
CASA到着までの日記はこちら(キューバ旅行⑮ ~現地編 / 1日目 東京からハバナへ~)です。
トラブル
自宅を出て20時間以上経つ頃、日本からメールで予約したCASAの前でタクシーで降ろしてもらう。
チャイムの位置が高かった。
ところが何度もチャイムを鳴らしても、中から何の反応もない。
通りすがりの人から「ドアを叩いてごらん!もっと強く!!」とジェスチャーでアドバイスをもらう。
たまに別の人からは「タバコの火を持ってる?」とも聞かれた。
「CASAから何の反応もない不安」と「気軽に声を掛けてくれるキューバ世界へのワクワク感」が、この時点ではまだ混在していた。
本当に何も反応がないので、ドアの前でスマホをいじっているキューバ人男性からスマホの電話を借りる。
現地の人から電話を借りてチップを渡す・・・というのもブログで得た知識で、抵抗が全くなかったし快諾してくれた。
事前に調べたCASAへ電話を掛けるが誰も出ない。
というか、眼の前のCASA内から電話の呼び出し音が聞こえてくるではないか。
キューバ人に電話のお礼チップを渡したが断られた。キューバ人、優しい!
それどころか心配してくれるものの、何を言ってるかも分からないし、筆者らも理解できない。
途方に暮れた。詰んだと言うのか。
そう言えば、CASAへの予約のメールでもなかなかオーナーから返事が来なかったり、空港からの送迎(断った)の再確認もあった。
返信が遅いのはキューバのメール事情だと思っていたが、CASAによっては返信が早かった。
返信が遅いというのは現地の対応にも表れていたようだ。
Trip Adviserでも口コミがあまり良くなかったこともあり、事前に不安はよぎっていた。
しかし日本人オーナーのCASAなので日本語でやり取りができる心強さと、立地の魅力がCASA決定の決め手となった。
助っ人登場!?
CASAの前で呆然としていると、CASAの中からようやく人が出てきた。
推定20代の日本人男性で、日本語を話すではないか。
希望の光が見えた瞬間である。
宿のスタッフの方かと思ったら、CASAの宿泊客でバックパッカーとのこと。
しかも少々のスペイン語が話せるようで、スマホを借りたキューバ人ともやり取りをしてくれた。
そのキューバ人は「僕のCASAに来る?」と申し出てくれたが、ひょこひょこ付いていって良いのか判断がつかない。
バックパッカーの日本人に相談すると、止めたほうが良いとのことで申し出を断った。
バックパッカーの日本人曰く、
「民宿(キューバではCASA)とオーナーの自宅が離れている。
なので夜間はCASAにスタッフがいないことは良くあるパターンだ。
だからキューバに限らず、到着日が夜の場合はホテルに宿泊している。」とのこと。
後日、社内のバックパッカーをしている後輩からも同じことを聞いた。
その後輩は出発の朝や土日もホテル宿泊だそう。
バックパッカーの世界では「到着日の夜にホテル宿泊」が常識のようだ。
事前にネットでは得られなかった情報である。
このブログ執筆中に筆者と似たような出来事を経験した方を発見。
道端の人に別のCASAを紹介してもらったそうだ。
筆者もあのキューバ人のCASAに付いていっても良かったかもしれない。
最後に「CASAの部屋は一つしかなく、ベッドは2つあるので1つを使っても良いし、トイレも借りて良いけど・・・」とバックパッカーの日本人が気遣ってくれた。
食堂で一夜を明かす
深夜で荷物やらを考えると申し訳ないので、CASAすぐ下の食堂(同一オーナー)で一夜を過ごすことにした。
ハエが多い。
(後日談:後のCASAやレストランにもハエが飛んでいた。)
床があまりキレイではないので、椅子の上にスーツケースを乗っけて開けた。
さすがにベッドを作れず。
疲れているはずなのに椅子だけでは眠れず、朝までの半分はFさんとおしゃべりをした。
同じ勤務先の会社の話が大半を占めた。
同じ会社だから共通の話題がたくさんあって本当に良かった。
明日は早朝8時からCASA送迎のオプショナルツアーがある。
寝ていないので、2日目の実感がないまま朝を迎えた。
ハードな2日目になりそうだ。
2日目に続く