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キューバのネット環境
キューバはネットがほぼ使えない
キューバではネットをどこでもいつでも使えるわけではない。
そのため、キューバ渡航前にネット関連で決めておかなければいかないことは2つ。
- レンタルWi-Fi or 現地のWi-Fi のどちらでネット接続する?
- オフライン時の調べ物はどうする?
1.レンタルWi-Fi or 現地のWi-Fi のどちらでネット接続する?
レンタルWi-Fiを利用する場合、事前にWi-Fiルーターをレンタルする必要がある。
現地のWi-Fiを利用する場合、どこでどうWi-Fiを使うか確認しておいたほうが良い(現地の人も教えてくれるので必須ではない)
筆者はLINEで最低限のやり取り、SNSに投稿するぐらいなので、コスパ的に現地のWi-Fiを利用した。
2. オフライン時の調べ物はどうする?
オフラインで使用可能なアプリ、スマホのメモツール、紙面上、ガイドブック、現地で情報収集・・・色々あるだろう。
現地での情報収集は語学力が必要になるので筆者には難しい。
筆者はオフラインマップ、オフラインサイト閲覧ツール、しおり、地球の歩き方、日本人経営の宿に宿泊する、という方法を取った。
現地での情報収集以外は出発前に必要なツールをダウンロードしておいたり、情報を一元化したりする必要がある。
それぞれ次の項目で紹介する。
レンタルWi-Fi
キューバで使えるWi-Fiのレンタル会社は「海外WiFiレンタルGLOBAL WiFi」の一択だ(2018年4月時点)
相談に乗ってもらったHISと連携しているイモトWi-Fiではない、「。
「海外WiFiレンタルGLOBAL WiFi」は早割適用で1日1,970円(2G/3G)。
9日間で2万円。1日300円の国もあるのでかなり高い。
Wi-Fi1台で5人まで使用可能だ。
5人なら1人4,000円なので、現地9日間で1人20時間(1日2.5日間)以上の利用ならレンタルが良い。
ただし1日の容量を利用者の人数でシェアのため、接続機器ごとに利用できる容量は少なくなる。
オフラインマップもアプリもあるので、TwitterやFacebookに数枚の写真をアップするぐらいなら現地のWi-Fiで充分だ。
ちなみにこの「海外WiFiレンタルGLOBAL WiFi」、オプションで翻訳機(オフライン3言語500円/日 or オンライン63言語800円/日)、RICOH THETA S(500円/日) などのお役立ちツールも色々とレンタルできる。
翻訳機はGoogle翻訳よりもずっと高性能だそうだ。
ただしオフライン3言語の方はスペイン語対応していないし、オンライン翻訳機はネットにつながっていることが前提。
RICOH THETA は360°の全天球カメラで、キューバにはうってつけのカメラだ。
クラシックカーから撮影したらインスタ映えは間違いない。
購入すると高いのでレンタルがオススメ。
RICOH THETA S 360度 全天球カメラ 910720
現地のWi-Fi
現地の人々は公園やホテルにいくつかあるWi-Fiでネットに接続する。
利用できる場所も公園やホテルと限られている。
公園の場合は数年前のポケストップのように人が集まり、スマホを眺めているのですぐ分かる。
バラデロのリゾートホテルですらロビーしかつながらない。しかも遅い。
使い方はカードを購入し、コインで削って出てきた番号を入力すれば接続できる。
1時間1CUC~3CUC。少し高めだがWi-Fi屋で並ばずに路上やホテルで買うのはありだと思う。
カードはどこのWi-FiにつなげてもOK。1枚で複数人使えるが、同時接続は不可。
現地に着いて分かったのはホテルだけなく、Wi-Fiの機器を持っている一般の家やCASAもある。
筆者は最初に宿泊したCASAでカードを購入してネットを楽しんだ。
ただし家の方がWi-Fi機器をオン・オフしていて、常時接続できるようにしてはいなかった。
前述のとおり、レンタルWi-Fiよりも現地のWi-Fiをつなげるほうがオススメだ。
毎日7日間1時間分のWi-Fiカードを購入しても1,000円を超えない計算になる。
電話
路上で現地の人が携帯電話で通話している光景はよく見かけた。ネットとは別に電話の通信は普及しているようだ。
旅行者はネット接続ができない限り電話もできないし基本的には使うこともないが、それでもCASAの方などに電話したいシチュエーションはあるだろう。
筆者はトラブルがあってCASAの方に掛けるために現地の人から携帯電話を3回借りた。
キューバでは携帯電話を借りるのは普通のコトだと、他のブログで知っていた。実際その通りだった。
必要ないと思っていたけど結果的にものすごい役に立った情報。
方法は番号を差し出して「Por favor(ポルファボール)」とお願いすれば快諾してくれる。
場合によっては最初の会話も電話主に出てもらうと、トラブルのシチュエーションを話してくれる。
最初のうちはチップを渡そうとして断られ、その後もチップを求められることはなかった。
キューバ人優しい。
さらにタバコを口でくわえたまま、タバコの先端から火を貰っていた光景を何度も見かけた。
筆者もタバコの火ある?みたいなジェスチャーをされたので、知らない人でも気軽に助け合う感覚が普通のようだ。
調べ物ツール
どこでもいつでもネットがつながらないキューバでは、調べ物ツールは事前に準備が必要。
(英語かスペイン語が堪能なら別かな)
筆者が実際に使用した調べ物ツールを紹介する。
アプリ
- MAPS.ME
キューバはアメリカ企業であるグーグルのマップが使えない。
代わりに役立つのがオフラインで使える「MAPS.ME」という無料地図アプリだ。
旅行中に最も役に立ったアプリである。日本を含めた他の国でも使える。
機能としてはざっとこんな感じ。紙の地図より役立つだろう。
- 地図と現在位置の表示
- お店やホテルなども表示
- ブックマークとしてお気に入り登録する機能
- 自分で気になる場所に名前をつけて登録
- ジャンル検索
- 出発地点から到着時点前までの車や徒歩の経路と所要時間の表示
特に便利な機能はグーグルマップにもある経路と所要時間の表示機能。
事前に行きたいお店をたくさんブックマークに登録しておくと現地でとてもラク。現在地から近い評判のお店を探せる。
宿もブックマークに登録しておくと、タクシードライバーさんがとても助かるかもしれない。
筆者は「MAPS.ME」をドライバーにカーナビ代わりにしてもらった。
ちなみにキューバの人は車が古いからか、運転はかなり慎重だ。
海外あるあるのスピード出しすぎ・クラクション鳴らしまくりということはない。
古い車ほど路上にある小さな石も器用に避ける。
そんなキューバでも通話はもちろん、カーナビ(スマホ)操作しながら運転してる。もちろん車の古さは関係ない。
キューバ人に「運転中のスマホ操作は危ない」という概念はなさそうだ。
旅行でオフライン中に閲覧したいページがある・・・
というときはスクショしなくてもオフラインでサイトのページを保存できるのが「Pocket」というアプリ。
本来は「後で見たい記事やビデオを保存する」が目的らしいが、筆者はオフラインページ閲覧用アプリという認識だ。
-
- タグ付けができる
「キューバ」「両替」という感じで区別しておけば、いざ現地でページを探すのに手間取ることがない。 - 機器間で同期ができる
パスワードでアカウントを管理するので、スマートフォン、タブレット、PCで自動同期。メールアドレス、さらには Facebook、Twitter、Flipboardなどのアプリから、どこでも保存できる。
このブログもPocketで保存できるようにアイコンを設定している。
- タグ付けができる
- 電卓 → 買い物やタクシーの値段交渉。海外旅行の定番
- 通貨計算アプリ → キューバならアメリカンドルで計算
- 翻訳アプリ → 事前にオフラインで使用可能なように設定しておくこと
- 会話アプリ → 会話帳で無料ダウンロードできるアプリがオススメ。料理メニューの説明を理解するために使った。
キューバのために知ったアプリが多いが、他の国でも使えそうなアプリばかりだ。
ガイドブック
キューバは「地球の歩き方」一択。
B24 地球の歩き方 キューバ&カリブの島々 2017~2018
と思っていたら、筆者の帰国直後に「ハバナ観光案内」という本が発売されていた。。
ハバナ観光案内 (キューバ首都のちょっといい店&民宿ガイド)
事前にチェックしていたお店が掲載されていた。お土産についても紹介している。出発前なら間違いなく購入してた
キューバ専用の会話本は「旅の指さし会話帳」のみ。
絶版しているため、amazonでは5千円弱で販売されている。高い。。
NHKのチョイ住みでも野村周平が使っていた気がするけど、どうやって手に入れたんだろう。気になる。
ちなみに旅の指さし会話帳のHPにキューバ編がある。
印刷して手作りで冊子を作ることが可能。
スペイン版とも違い、お酒やら文化やらがちゃんとキューバ仕様。
とはいえ8ページしかない上に、タバコの銘柄なんかはあまり必要ないかな。。
筆者は「ことりっぷ」を買った。完全にスペイン仕様。
実際には事前にスペイン語を勉強しノートも作っていたからか、本もアプリもあまり出番がなかった。
会話は本だけでなくアプリも検討しても良いと思う。
現地の人と交流することはなくても、料理の説明を理解したり、トラブルを解決するには役立つ。
しおり
筆者はあれこれツールを散らかしたくないので、しおりに情報を一元化した。
グチャグチャに入れても良いように、写真の端の黒部分を布テープで補強w
しおりの内容は詳細な日程、食べたいもの、お土産リスト、宿の情報、両替や緊急連絡先、同行者のためにスペイン語会話のページも作成した。
Googleスプレッドシート→PDF化→ページつなぎ合わせて印刷→製本、と会社の昼休みを利用してかなり気合い入れて数ヶ月かけて作ったw
レストラン一覧などすべて掲載したいけど、TripAdvisorのコメントや他人様のブログをそのまま引っ張ってきた記述が多いので断念。
一部をPDFでしおりのサンプルを掲載。スペイン語フレーズ辺りはドンドン利用してもらってOK~
キューバ旅行しおり – 3日目-5日目
キューバ旅行しおり – スペイン語フレーズ
キューバ旅行しおり – 宿情報1
キューバ旅行しおり – 特産とお土産
キューバ旅行しおり – 移動
たびレジ登録
最後に外務省の渡航登録サービス「たびレジ」を紹介。
旅先に登録すると、最新の安全情報の提供・大使館・総領事館が配信するメールで、現地の最新の安全情報を日本語で知ることができる。
筆者も6月ぐらいに初めて「たびレジ」に登録。
夏頃にハリケーン(イルマ)の被害状況が随時メールで届き、安心して出発できた。