キューバ旅行⑦~準備編 / 海外旅行損害保険~

海外旅行損害保険

キューバは加入必須

キューバ旅行の準備で必須項目のひとつ、海外旅行損害保険(以下、海外旅行保険)に加入すること。

キューバとアメリカでは国交がないので、アメリカに本社を持つ海外旅行保険会社はNG。
エース海外旅行保険とAIU海外旅行保険はアメリカが資本なので避けたほうが良い。

海外旅行保険の加入というより、英語もしくはスペイン語の海外旅行保険の契約証明書(以下、保険証券)を取得する、と言ったほうが正しい。
クレジットカードに海外旅行保険が付帯していれば、必ずしも掛け捨ての海外旅行保険への加入しなくてはいいからだ。

実際、筆者は掛け捨てのネット海外旅行保険に加入、同行者のFさんはクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用した。
それぞれの海外保険の加入方法と保険証券の取得方法を紹介。

ネット保険

今回は航空券を手配していたH.I.Sと提携しているエイチ・エス損保ネットに加入。
提携先の保険会社であればトラブル時に何かとラクかもと考えたからだ。

今回はツアーではなく航空券をH.I.Sから手配してもらっただけなので、トラブル時の対応はない。
H.I.Sにトラブル時の対応をどこに頼れば良いか、担当者にあらかじめ聞いてみた。

海外保険の窓口に連絡するそうである。病院での現地との通訳対応もある。
365日24時間日本語対応なので一安心。窓口の連絡先もメモ済み。

保険料は9日間で3,280円。
(ネット保険会社以外だと6,000円以上する)
実際には病院でお世話になったり空港で足止めされるようなトラブルはなく、連絡せずに済んだ。

ネットで海外保険に加入する場合、出発日60日前からになる。

エイチ・エス損保の場合、申込時に「保険証券の発行を希望する」にチェックすると英文の保険証券が郵送される。保険料100円加算。
もし加算がイヤ・希望し忘れた場合も、HPのマイページから英文の保険証券が印刷できる。

保険会社によって英文の保険証券の請求方法は違うよう。
申し込み後に電話で問い合わせる場合もあるらしい。

クレジットカード付帯の海外保険

クレジットカード付帯の海外旅行保険でもOKだ。
英文の保険証書もカード会社に問い合わせれば送ってもらえる。
クレジットカード付帯の海外旅行保険でもアメリカに本社がある海外旅行保険会社はNGだ。

もし「複数のどのクレジットカードに保険証書を問い合わせるか」で迷っている、
あるいは「クレジットカードを1枚も持っていない」と悩んでいる方にオススメのクレジットカードがある。

EPOSカードがオススメだ。

オススメの理由

  • 年会費が無料(ゴールドカード含む)
  • 自動付帯」(カードを持っているだけで自動的に保険の対象)。「利用付帯」ではない。
  • 補償内容も利用頻度が高い疾病治療費用が270万円、傷害治療費用が200万円と充実
  • 海外キャッシングとしても優秀(次の記事「両替」で紹介)

EPOSカードは海外旅行のために持っていても良いカードである。
↑のリンクからネットで発行してもらえる。

ただし、掛け捨て保険に比べると補償額はどうしても低くなる。
複数のクレジットカードを持っておくとさらに安心だ。

ネット保険やカード以外の加入方法

日本の空港でも海外旅行保険に加入できる。
英文の保険証書もその場で発行してもらえるはずだ。
ただしネット保険に比べて保険料が高くなるので、筆者にとっては「加入し忘れの緊急用」という認識だ。

キューバ入国時に海外旅行保険の保険契約書の掲示を求められることはなかったが、
海外保険の証書を忘れて掲示を求められた/加入を忘れた場合でも、キューバの空港で海外旅行保険に加入できる場所があるらしい。
実際に現地で見た情報ではないので、頭の片隅に「トラブル時にキューバの空港で海外保険に加入できるかも」程度にとどめて、出発前に必ず海外旅行保険に加入したほうが良い。

どの国でも海外旅行保険は必須

キューバのように海外旅行保険が必須でないどの国でも海外旅行保険には加入した方が良い
クレジットカード付帯でもOKだ。

実際、筆者はキューバ旅行の途中から出ていた咳が帰国後も治らず、病院で診てもらったら肺炎だった。
入院はしなかったものの、通院3回・お薬・交通費で1万円程度が保険会社からすべて降りた。

病院で必ず診断書をもらい、保険会社へ送る前に診断書をコピーをしておこう。
後日、会社もしくは建機保険辺りからも診断書を求められる可能性があるからだ。
筆者は求められたが、診断書のコピーがなく通院の予定もないので会社に診断書が出せなかった。

現地の医療機関にお世話になれば、さらに保険のありがたみは増すだろう。

医療費が高額な国は注意

保険の仕組みがなく医療費が高額な国(アメリカなど)では、クレジットカード付帯だけではなく、新たに掛け捨ての海外保険に加入したほうが良い。
掛け捨ての海外保険ですら、医療費をカバーしきれない可能性がある。
(例:1000万円請求、700万円保険適用上限)
クレジットカード付帯は怪我した時の保険金上限額はさらに低くなる。恐ろしい。

ただし、携行品損害の上限額はクレジットカード付帯も掛け捨て保険も変わらない10万円である。
10万円以上の製品が多い一眼レフカメラや補聴器などは保険でまかないきれない。

筆者は行き先によって使い分けている。
韓国・台湾であればクレジットカード付帯の保険のみ、
それ以外の国はカード付帯に加えて掛け捨てのネット保険に加入することが多い。
キューバの場合、現地で家族に迎えが必要になると高額な渡航費がかかることを恐れて、掛け捨て保険に加入した。


両替が予定より長くなったため、「海外保険」のみにしました。
次回の記事は「両替」についてです。

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