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宿を探す
他国とは違う宿探し
バックパッカーでない筆者は必ず事前に航空券と宿を購入したいもの。
(当日に現地で宿を探す旅人を尊敬します…)
キューバは宿の形態、宿の探し方、手配方法すべてが特殊である。
今までの旅行の中で宿探し/宿の手配が最も大変だった!!
そんなキューバの宿事情を紹介したい。
宿に求める条件
ネットで色々調べた結果、
他国と比べて値段に対して設備がイマイチであること、
CASAという政府公認の民泊制度があることが分かった。
CASAは自分の家で余った部屋を貸し出しており、シャワーやトイレも部屋に設置されている。
計画の段階でキューバの宿事情で分かったことをまとめる。
- シャワーのお湯が出ない場合がある(ホテル・CASA)
- ゴキブリが出る場合がある(ホテル・CASA)
- 設備が古い
- 旧市街は観光に便利だが、新市街のほうが比較的新しい宿が多い(ホテル・CASA)
- ほとんどのホテルの相場はひと室1万円ぐらい
- ほとんどのCASAの相場は2,000円~4,000円
- CASAによっては、日本語はもちろん英語も出来ない
- CASAのスタッフは親切
- CASAは観光・他のCASAの案内やタクシー・ツアー手配なども行ってくれる
- CASAによっては、リクエストでサルサダンスのレッスンをもある
- CASAによっては、リクエストで朝食だけではなく、昼食・夕食がある
- CASAによっては、ホテル以上にオシャレな外観・庭・部屋がある
- バラデロではオールインクルーシブと言われるホテルが主流
- オールインクルーシブ:
- 宿泊代金にリゾート内の食事やアルコールを含むドリンク、プールやジム、アクティビティ・スポーツレッスンプログラムなどの利用料金が含まれているプランのこと。財布の持ち歩きが不要。(詳細は後述)
虫に対する不安
虫、つまりゴキブリのこと。
他の人のブログを探っていると、宿にゴキブリが出たというおぞましい体験がチラホラ…
ゴキブリが苦手な筆者にとっては重要な事柄であった。
ホテルでもCASAでも出るようなので、キューバ行きを一瞬悩んだほどw
実際にキューバへ行った何人かに確認すると遭遇すると、
誰も見かけておらずひとまず安心。
写真や口コミを参考になるべく清潔な宿を探すことで気持ちの整理がついた。
ホテルは4つ星以上を目安にした。
宿については「まとめ編」でも執筆の予定だが、
だいぶ先になりそうなので結論だけ言うと、ゴキブリはハバナのCASAのみ1, 2匹出現。
そのCASAは写真や口コミで清潔感を確認しなかったので仕方ない。
他に泊まりたい理由(後述)があったのです。
でもゴキブリ自体はとても小さい。
3センチぐらいで動きもゆっくりで、最後の1泊ということもありそんなに気にならず!
南国なので大きいのを想像していたけど、この小ささは地域性なのか季節性によるものなのか
・・・夏はまた違うかも!?
他の虫(11月末時点)
ハエは部屋にはいないが、食事エリアには結構飛んでる。
蚊はCASAによってはいる。ハエに比べたらそんなにいない。
ホテル or CASA ?
CASA=民泊の説明から、CASAはバックパッカーが泊まるイメージであった。
だけど調べれば調べるほど、下手な中堅ホテルより良いではないか!という結論に至る。
現地の人とも交流ができそう。
当初はCASAには最低1泊でも良かったが、安さが魅力的でCASAを中心に泊まることにしてみた。
宿泊地はハバナ、サンタクララもしくはシエンフエゴス、トリニダ、バラデロの4箇所の予定。
ハバナ:CASA
ゴキブリのいなさそうな4つ星以上のホテルでは4泊で1部屋4万以上する。
サンタクララ:CASA
ホテル自体あまりない。調べてみるとサンタクララにはオシャレなCASAが多い。
トリニダ:CASA
サンタクララ同様、ハバナに比べてオシャレなCASAが多い。
バラデロ:オールインクルーシブのホテル
食事もお酒も何時でもすべてが無料なんて素晴らしいじゃないか。
上記の3箇所がCASAでかなり安く済みそうなので、1泊ぐらい贅沢しようと5つ星のホテルが候補。
オールインクルーシブのホテルは未知の領域なので、色々調べた。
バラデロのオールインクルーシブ
キューバのオールインクルーシブについて、ブログやネットの情報をまとめるとこんな感じ。
- 1泊では足りない。出来れば3泊以上を推奨
- 注文のたびにチップを要求されるらしい(結局財布を持ち歩く?)
- 英語は通じるが、日本語は通じない。英語が分かればアクティビティはかなり楽しめる
- ホテルのアクティビティはイルカを見る・洞窟を見る・サルサ・洞窟で泳ぐ、ジープで走るなど
- 白人観光客はほとんどがカナダ人
- アダルト(大人)専用のオールインクルーシブホテルが存在する
- 夜間もショーがあって飽きない。
- ナイトプールにバーもある(日本で2017年夏に流行ったね)
- 大規模のホテルであれば、予約必須のレストランが4ヶ所ぐらい、予約不要のバイキングレストランが1ヶ所あり
- 予約必須のレストランは連泊する白人ですでに予約が満員であることが多い。予約はバトラーさんを通す。
- バーも何箇所かある。ホテルによっては24時間営業。飲んべえには最高
- 複数あるレストランのうち1箇所は和食レストランと謳っていることが多いが、中華と混在していると思われるメニューがある。しかもどれを頼んでも不味い
- その他のレストランも同じホテル同じ日本人でも評価が分かれる印象で、そんなに美味しくなさそう。
- 午前中のビーチチェアは争奪戦
- バラデロがある半島の先端に行けば行くほど高級ホテル
- ホテルの周辺にスーパーがあるのでお土産を揃えやすい
- ホテルの近くに洞窟やアメリカの財閥邸宅(現在レストラン)など観光する場所があり、循環バスも走っているらしい
- バラデロへ行く途中のマナヤグア橋の近くにある休憩所Mirador de Bacunayaguaがある。ピニャコラーダというお酒にハバナクラブ7年入れ放題
現地ではこれらの情報のうち3分の2が確認できた。
明らかに違ったのは「注文のたびにチップを要求されること」のみ。
基本的にチップは不要で、少なくとも財布を持ち歩かずに済んだ。
チップ文化が苦手なので安心した。ホテルによるのかな。
現地で気付いたことについては「まとめ編」に執筆します~
宿の手配
あの便利な予約サイトはアメリカの企業!
まず最初に探した予約サイトは「Airbnb(エアバブ)」という民泊の予約サイト。
キューバは民泊天国なだけに多数のCASAが掲示されていた。
設備や条件などかなり細かいことが、口コミとともに日本語で読める。
サンタクララとトリニダはとても魅力的なCASAが多い。
ハバナは観光に便利な旧市街よりも新市街に魅力的なCASAがある。
迷いに迷って、ハバナ・サンタクララ・トリニダのCASAを決めた。
予約フォームに進んで初めてつまずく!
予約時にキューバへの渡航目的を12つの中から選ばなければいけない。
それでも構わずテキトーな理由で、ものすごく素敵で予約が埋まりそうなCASAを一つ予約。
Airbnbは予約したCASAと直接やり取りもできる。
CASAから直々のメッセージもいただいてテンションが上げていたら、数日後にAirbnbから渡航理由を証明する書類を求められた。
テキトーな理由なので書類など用意できず、「ルール違反で予約取り消し」をCASAにも私にも連絡が行った。
どうやらAirbnbはアメリカの企業なので、外国人でもキューバの宿の予約にも渡航目的が必要だった。
渡航目的には親戚に会う・教育目的などれっきとしたもので、観光という項目はない。
Booking.comもTripAdvisor (トリップアドバイザー)も同様である。
これでもオバマさんによる国交回復以前はキューバの宿自体が掲載されていなかったそうだ。
ただAirbnb・Booking.com・TripAdvisor (トリップアドバイザー)には宿情報や口コミが多数掲載されているので、
宿を探すにあたってにかなり参考になった。
大手の宿泊予約サイトはほとんどアメリカの会社であるため、
「cubaism」と「hostelsclub.com」という宿泊予約サイトで予約した。
日本語は対応しているものの、Airbnbなどの使い勝手の良さや洗練された感じがない。さすがアメリカw
クレジットカード決済の手数料がかかるのに、宿泊代は現地支払いとのこと。
※「hostelsclub.com」についてはうっかりシエンフエゴスの宿を予約してしまいキャンセル。キャンセル料がかかった。
宿泊予約サイト以外にも宿が運営しているHPから予約した。
予約は英語なので、ネットで下記のリンクのような英文メールのテンプレートを参考にした。
英文表現サンプル集
予約フォームを使ったはいいけど、送信完了後のアクションがないので、
予約フォームに「予約が完了したらメールをください」と書いたほうが良い。
予約した宿一覧
4つの宿はすべて異なる方法で予約した。
各宿の紹介と予約方法を掲載。
メモ確認
ハバナ | CASA SAYU |
4泊 | CASA |
エリア | 旧市街のオビスポ通りの付近 |
決め手① | 日本人経営なので日本語でコミュニケーション可 |
決め手② | 観光に便利な旧市街ど真ん中にあるため |
予約方法 | メール |
支払い | 1泊1部屋2ベッド35CUC 現地直接支払い |
食事の有無 | なし。ただし食堂も経営しているため昼と夜は和食あり |
備考 (アドバイス) |
・宿の主人が夜は不在なので、携帯電話の電話番号を出発前にメールで聞いておくこと ・部屋の快適性は期待しない方が良いが、天井に洗濯紐と洗濯バサミがあって日本人経営宿であることを感じ取れる ・旧市街外れに快適なCASAの紹介はあるので問い合わせてもいいかも ・キューバ到着日と出発日はホテル宿泊を推奨 ・日本人経営なので分からないことはかなり相談に乗ってもらえる |
サンタクララ | Hostal D’ Cordero![]() |
1泊 | CASA |
エリア | 旧市街にあるLeoncio Vidal Parkに近い市内中心部 |
決め手① | 口コミでサービス、食事、装飾、部屋など絶賛されている |
決め手② | TripAdvisor |
予約方法 | CASA運営HPから予約 |
支払い | 1泊1部屋2ベッド40CUC 現地直接支払い |
食事の有無 | 朝食5CUC 夕食(コース10CUC-15CUC。メニューから選択。ロブスターあり) |
備考 (アドバイス) |
・お腹を空かせよう ・旅行のプランを相談しよう ・今回の旅行で一番良かったCASA !! |
トリニダ | Hostal Casa Jose y Fatima![]() |
1泊 | CASA |
エリア | バスターミナルから徒歩10分 |
決め手① | 部屋は清潔で、快適 |
決め手② | 朝食の品揃えが豊富で美味しい |
予約方法 | CASA運営HPから予約 |
支払い | 1泊1部屋2ベッド30CUC 現地直接支払い |
食事の有無 | 朝食5CUC 夕食(コース10CUC-15CUC。メニューから選択。ロブスターやエビ15CUC) |
備考 (アドバイス) |
・予約完了の確認をしよう ・スーツケースを持っての階段の昇降が大変 |
バラデロ | Royalton Hicacos Varadero Resort & Spa |
4泊 | ホテル(オールインクルーシブ) |
エリア | 少し奥 |
決め手① | ビーチは広く開放的、プールバー、イベントも多く飽きない。予約不要のレストランの味は普通/美味しいの評価 |
決め手② | ウェルカムドリンクはスパークリングワイン。お土産はハバナより高いけど種類が豊富! |
予約方法 | 「Cubaism」から予約 |
支払い | 1泊1部屋2ベッド¥35,848 クレジットカード決済 |
食事の有無 | フリー |
備考 (アドバイス) |
・最低2泊、できれば3泊推奨 ・チェックイン16時~/チェックアウト12時 ・アイスクリーム屋12時-18時 ・ホテル~ハバナのタクシー代は100CUC |
CASAのHPから予約もできる
CASAによっては自前のHPを持っている。
直接HPから予約する場合は、お問い合わせもしくは予約フォームから問い合わせる。
英語なので前述の英文表現サンプル集を参考に入力して送信。
送信後の流れには申し込んだCASA2つには違いがあった。
- 空室ありの返信メールが来る→予約のメールを送る→予約完了の返信メールが来る
- 送信後、何も反応がない(数日間待てば返信あったかも)
1は最初のメールで「予約完了」と勘違いしないように注意。
筆者は勘違いのお陰で現地の宿についたら「予約ない」と言われた(空室があったので泊まれた)
2は送信完了のリプライもないので、メールが無事に送れたかも分からない。
なので、備考欄に「返信を必ずください」という一文を加えることをオススメする。
宿泊予約サイトを通さずに、海外の宿を通すこと自体が初めてだった筆者は、
CASAのHPからの予約にメリット・デメリットを感じた。
メリット
- 手数料/キャンセル料がない
- 事前に宿のスタッフと直接やり取りができる(「朝食が楽しみだよ!」「朝食が美味しいので楽しみにしてね!」と旅行の楽しみが倍増!)
デメリット
- CASAによって予約までの流れが異なること
- 英語でやり取りする必要がある
最後の手段は旅行会社
最後の手段は旅行会社。
宿泊したいCASAやホテルの名前と連絡先が分かれば手配してくれる。
航空券でお世話になったH.I.S(海外旅行)では、手数料1,000円で手配してくれるよう。
住所や連絡先はBooking.com・TripAdvisor (トリップアドバイザー)には掲載されているが、Airbnbには掲載されていない。
(Airbnbのみ掲載のCASAは多い)
宿「まとめ編」も執筆予定
実際に宿泊してどうだったかを「まとめ編」で今春に執筆の予定です。
現地に行ってみて分かったことや予想外のことがいっぱいあったよ…
(前述のアドバイスは教訓でございます)
↓↓次回の記事は「オプショナルツアー」となります。
キューバ旅行⑤~計画編 / オプショナルツアー~